キャンプは日常から離れ、自然の中でリフレッシュできる素晴らしいアクティビティです。
しかし、準備不足は楽しいキャンプを台無しにしてしまう可能性があります。
持ち物をしっかりと準備することで快適で安全なキャンプを実現することができます。
必要なものを全て持っていれば、快適な睡眠、美味しい食事など、キャンプの醍醐味を存分に味わうことができます。
また、安全装備を忘れないことも大切です。
安全装備があれば、万が一の事故や怪我を防ぐことができます。
キャンプの持ち物リストを作ることで快適で安全なキャンプを実現することができます。
事前にしっかりと準備をして、楽しいキャンプを満喫しましょう。
キャンプの必須アイテム
テント
使用人数に合ったサイズを選ぶ
テントのサイズは、使用人数によって選ぶ必要があります。
表示されている人数はあくまで目安なので、荷物を入れるスペースなども考慮して、少し大きめのサイズを選ぶことをおすすめします。人数+ 1〜2名ほどの広さのテントを選ぶとよいでしょう。
季節に合った素材を選ぶ
夏のテントは通気性が重要です。
テントのインナーやフライにメッシュ素材を使用しているものを選ぶと、風通しを良くし、テント内を涼しく保つことができます。3シーズンテントがおすすめです。
冬キャンプは、寒さ対策が非常に重要になります。
コットンやTC素材、ポリエステルなどの結露しにくく、暖かく過ごせる素材を使用している4シーズンテントがおすすめです。
また、雨が多い時期には防水性の高いテントを選ぶことも重要です。
急な雨に対応できるよう、耐水圧が1,500mm以上あるものが特におすすめです。
テントタイプ
初心者の場合は、簡単に設営できるワンタッチテントやドーム型テントがおすすめです。
関連ページ
テントの種類と選び方完全ガイド!快適なキャンプを叶えるテントの選び方とは?
【おすすめのテント】
コールマン(Coleman)ツーリングドームテントST
出典:Amazon
ソロキャンプやツーリングキャンプに最適なコンパクトテントです。設営が簡単で使い勝手やデザインも抜群の超定番商品です!
収納時は、直径約19cm x 49cmで、重量が約4kgと超軽量なのでリュックサックに収まり楽に持ち運びができます。
テント内は、最大二人まで寝ることのできる広さで、ソロキャンプなら荷物を置いても余裕をもって過ごすことができます。インナーとフライシートに分かれたダブルウォールタイプなので寒い時期でも結露のしにくい構造になっています。
さらに、フロント部分を跳ね上げることでかなり広い全室を作ることができるためタープが不要です。
※跳ね上げ用のポールとロープは付属しないので別途購入する必要があります。
ペグ
テントやタープを設営する際に、ロープを地面に固定するために打ち込む杭のことです。
素材としては、安定感のある金属製のものと、軽量に持ち運べるプラスチック製のものがあります。
形状も様々で、挿しやすいピンペグ、場所を選ばず打ち込めるものなど多くあります。地面のコンディションによって使い分けることが重要です。
テントに、付属していることが多くあります。
すぐに曲がってしまったりすることも多いですが、数回のキャンプならばそちらを使うことで十分に楽しむことができます。
【おすすめのペグ】
スノーピーク(snow peak) ペグ ソリッドステーク30
強度が高く多少の石などは砕きながら地面に刺すことができます。
地面の硬いキャンプ場でも簡単に使用できます。
寝袋(シュラフ)
寝袋は、睡眠時に体温を維持するために必要なアイテムです。季節に合った適切な温度のものを選びましょう。
温度
寝袋には、使用できる温度範囲が記載されています。
キャンプに行く場所の気温に合わせて、適切な温度のものを選びましょう。
形状
封筒型とマミー型の二つがあります。
ゆったりと寝たい方、温度調節をしやすい寝袋を求めている方には封筒型。
保温性を重視する方、持ち運びを重視する方にはマミー型がおすすめです
中綿素材
中綿素材には、主に「ダウン」と「化繊」の2種類があります。
ダウンは、非常に軽量で保温性に優れているため、冬のキャンプや登山など、寒暖差が激しい環境での使用に最適です。
化繊寝袋は、ポリエステルなどの化繊素材を中綿にして使用しています。ダウン寝袋に比べて安価で水濡れに強いという特徴があります。
寝袋は、睡眠に関わるギアなので、季節に合わせた寝袋を選びましょう!
【おすすめの寝袋】
HAWK GEAR(ホークギア) マミー型寝袋
化学繊維使用の丸洗いができ扱いやすい寝袋(シュラフ)です。
大きさは、約210cm×約73cmで比較的余裕をもって使用することができます。
収納時は、40cm×35cm×23cmと比較的コンパクトなサイズなので持ち運びも簡単です。
耐寒温度は-15度までなので秋などの少し寒い時期でも問題なく使用できます。
※独自基準のため-10度~-5度を目安として使用をおすすめします。
さらに、ダブルジッパータイプで足元を開けての温度調節がしやすく春・夏でも問題なく使用することができます。
キャンプマット
キャンプマットは、地面の凹凸を吸収し、寝心地を良くしてくれるキャンプギアです。さらに、地面の冷気から体を守り、暖かく快適な睡眠環境を整えてくれます。キャンプで快適な睡眠を得るために、マットは重要な役割を果たします。
マットタイプ
クローズドセルマットやエアマット、インフレーターマットの3つの型があります。
各種マットには、それぞれ特徴があります。
クローズドセルマット
フォーム素材でできているマットです。
他のモデルに比べ比較的安価で軽量でコンパクトに収納できるのが特徴です。
ただし、他の種類に比べて断熱性やクッション性は低くなります。
エアマット
空気で膨らませるマットです。
軽量で収納性も良く、断熱性やクッション性も高いのが特徴です。
ただし、空気漏れのリスクや、膨らませるのに時間がかかるというデメリットもあります。
インフレーターマット
内部にフォーム素材が入ったマットです。
空気で膨らませることで厚みが増し、断熱性やクッション性が高く、収納性も比較的良いのが特徴です。ただし、エアマットよりも重量や価格が高くなります。
断熱性
キャンプマットの断熱性は、R値という数値で表されます。
R値が高いほど、断熱性が高くなります。冬キャンプや標高の高い場所に行く場合は、R値の高いマットを選びましょう。
サイズ
キャンプマットのサイズは、自分の身長に合わせて選びましょう。
短すぎると体がはみ出てしまい、長すぎると持ち運びが大変になります。
【おすすめのマット】
キャプテンスタッグ EVAフォームマット
蛇腹タイプのマットで設営を簡単にすることができます。
表面が波型になっているため、凸部に温かい空気の層ができ、優れた保温性を発揮します。
平面上のマットに比べ、厚みが増すためクッション性が高く、凹凸地面も気になりません。
収納時は、折り畳むことでコンパクトになり持ち運びも簡単です。
ランタン
ランタンは、夜間の照明として必要です。
選ぶ際はランタンの用途を考えながら選ぶ必要があります。
ランタンタイプ
ランタンには、主に燃料式と電気式があります。
燃料ランタン
燃料式ランタンは、ガスやガソリン、オイルなどの燃料を燃焼させて光を灯すランタンです。
炎の揺らぎが魅力的で、キャンプサイトに温かみのある雰囲気を与えてくれます。
燃料の種類によって明るさや燃焼時間が異なりますが、どれもランニングコストは燃料代がかかります。燃料補充の手間がかかりますが、明るさ調整機能がついているモデルも多く、シーンに合わせて光量を調整することができます。
電気式ランタン
電池やLEDを使用するランタンです。軽量でコンパクトなものが多く、持ち運びに便利です。
電池式はランニングコストが安く、LEDは電池持ちが良く、ランニングコストを抑えたい方におすすめです。燃料補充の必要がなく、手軽に使用できるというメリットもあります。
ランタンの明るさ
ランタンの明るさは、ルーメン(lm)という単位で表されます。
ルーメン値が高いほど、ランタンは明るく照らします。
参考ルーメン値
100lm:足元を照らす程度
300lm:テーブル周りやテント内を照らす程度
500lm:一般的な家庭用電球1個分の明るさ
1000lm一般的な家庭用電球5個分程度の明るさ
2000lm:広範囲を明るく照らしたい場合
メインランタンは、キャンプサイト全体を照らすために使用します。そのため、1000ルーメン以上の明るさのものを選ぶのがおすすめです。特に、広めのキャンプサイトやグループキャンプの場合は、2000ルーメン以上の明るさのランタンがあると安心です。
サブランタンは、テーブル周りやテント内を照らすために使用します。メインランタンほど明るさは必要ありませんが、300lm以上の明るさのものを選ぶのがおすすめです。夜に読書などをする場合は、500lm程度の明るさのランタンがあると便利です。
おすすめのランタン
・燃料式ランタン
〇コールマン One Man|tle Kerosene Lantern
〇ペトロマックス| 圧力式 灯油ランタン HK500
・電気式ランタン(充電タイプ)
〇ジェントス| Explorerシリーズ EX-200PB
〇コールマン|リチャージャブルマルチランタン 2000038857
・電気式ランタン(電池式タイプ)
〇ジェントス|Explorerシリーズ EX-036D
〇コールマン|バッテリーガードLED ランタン
バナー
キャンプやアウトドアにおいて、料理は楽しみの一つです。しかし、自宅と異なり、野外での調理には専用の道具が必要です。その中でも、キャンプバーナーは必須アイテムと言えるでしょう。
キャンプバーナーは、コンロ代わりに使用できるガス器具です。様々な種類や機能のものが販売されているので、自分に合ったものを選ぶことが重要です。
バーナーの種類
シングルバーナー
シングルバーナーは、キャンプや登山などのアウトドアシーンで手軽にお湯を沸かしたり、料理を作るときに使うひとくちコンロのことです。 カセットコンロをよりコンパクトにしたような形状で、軽量で持ち運びに便利なので、ソロキャンプやツーリングなどに人気があります
ツーバーナー
ツーバーナーは、キャンプや登山などのアウトドアシーンで2つのコンロを同時に使用できるバーナーのことです。シングルバーナーよりも火力が高く、調理スペースも広いため、大人数でのキャンプや本格的なアウトドア料理に最適です。
ガス缶の種類
ガス缶には様々な種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。使用目的や使用環境、予算に合わせて、適切なガス缶を選ぶことが重要です。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 使用シーン |
CB缶 | カセットボンベとも呼ばれる | 手軽に手に入る、安価、種類豊富 | 火力が弱い、寒冷地での使用に弱い | 家庭用カセットコンロ、卓上コンロ、シングルバナー |
OD缶 | アウトドアガスとも呼ばれる | 高火力、寒冷地での使用に強い | 入手場所が少ない、やや高価 | シングルバーナー、ツーバーナー、ランタン |
ゴミ袋
ゴミを持ち帰るための袋です。
キャンプで出たごみは、原則として持ち帰りましょう。キャンプ場によっては分別ルールやごみ処理場がある場合もあるので、事前に確認しておくことが大切です。
まとめ
キャンプを計画する際に、必要な持ち物をしっかりと準備しておくことは、快適で安全なキャンプを楽しむために欠かせません。
今回の記事では、キャンプ初心者の方でも分かりやすく、忘れ物なく準備できるよう、基本的な持ち物リストを詳しく紹介しました。
リストを参考に、ご自身のキャンプスタイルや季節に合った持ち物を準備してください。また、キャンプ場によっては必要な持ち物が異なる場合がありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
キャンプは、自然の中で非日常を味わえ、家族や友人と親睦を深められる、魅力的なアウトドアアクティビティです。持ち物をしっかりと準備して、ぜひキャンプを満喫してください!