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アウトドア

登山初心者ガイド|日帰り登山の始め方と必要な道具

登山初心者ガイド|日帰り登山の始め方と必要な道具

「登山ってやってみたいけど、何を準備すればいいかわからない」

「道具を全部揃えたら高くつきそうで、なかなか始められない…」

そんな方に向けて、日帰り登山の始め方を道具・費用・山の選び方までまとめて解説します。初心者が最初につまずきやすいポイントも整理しているので、ぜひ参考にしてください。

  • 日帰り登山の始め方と最初にやることがわかる
  • 必要な道具と費用の目安がわかる
  • 初心者向けの山の選び方がわかる
  • 当日の流れと注意点がわかる

どんな趣味を始めるか迷っている方は、趣味の始め方ガイドもあわせてご覧ください。

日帰り登山はどうやって始める?最初の一歩

登山初心者の2人が登山口の案内板の前で地図を見ている様子

登山を始めるとき、いきなり道具をすべて揃える必要はありません。まず1回、道具なしで体験することが最初の一歩です。

「やってみたら思ったより大変だった」「逆にもっとやりたくなった」という体験をしてから、道具を少しずつ揃えていく順番が、失敗しないコツです。

まず道具なしで1回体験する方法

登山は、最初から専用の道具がなくても体験できます。以下の2つの方法がおすすめです。

方法 内容 費用の目安 向いている人
ガイドツアーに参加 登山専門のガイドと一緒に登る。装備レンタルつきのツアーもある 5,000〜15,000円 1人では不安な方・初めて山に登る方
整備された低山をハイキング 高尾山など舗装された登山道がある山を、歩きやすい靴で登る 交通費のみ(数百〜数千円) まず雰囲気を試したい方

「高尾山ならスニーカーでも登れる」という話はよく聞きますが、足への負担を考えると、できれば底が厚めのスポーツシューズを選ぶと安心です。

山の選び方(初心者が失敗しないポイント)

初心者が最初に登る山を選ぶときは、以下の4点を確認しましょう。

  • 整備された登山道があるか(道が明確で迷いにくい)
  • ケーブルカーやロープウェイがあるか(体力に不安がある場合の保険になる)
  • コースタイムが3〜4時間以内か(コースタイムとは、一般的な登山者が歩く標準的な所要時間のことです)
  • 山小屋やトイレが途中にあるか(緊急時の安心感)

登山に必要な道具と費用の目安

最低限必要な3点セット

登山で最初に揃えるべき道具は、この3つです。他の道具は2回目以降に少しずつ買い足せば大丈夫です。

道具 費用の目安 選び方のポイント
トレッキングシューズ 8,000〜25,000円 くるぶしを覆う高さのミドルカットが初心者向き。必ず試し履きをして選ぶ
ザック(リュック) 5,000〜20,000円 日帰りなら20〜30Lサイズが目安。背面パッドがあると疲れにくい
レインウェア(上下セット) 10,000〜30,000円 山の天気は急変しやすい。防風・防水の機能があるものを選ぶ

この3点は、登山専門店(モンベル・アルペン・好日山荘など)で試着しながら選ぶのがおすすめです。ネット通販でも購入できますが、シューズだけは必ず実店舗で試し履きをしてください。

あると安心な道具

道具 費用の目安 用途
ヘッドライト 2,000〜5,000円 下山が遅れたときの備え。スマホのライトでは代用が難しい
登山用地図・コンパス 500〜2,000円 スマホアプリ(YAMAPなど)でも代用可。電波がない場所でも使える紙地図が安心
モバイルバッテリー 2,000〜5,000円 スマホの電池切れ防止。緊急時の連絡手段を確保する
行動食・非常食 500〜1,000円 チョコ・ナッツ・ゼリー飲料など。疲れたときのエネルギー補給に
日焼け止め・帽子 500〜3,000円 山は紫外線が強い。夏場は特に必須

費用の目安(3段階で比較)

予算感 初期費用の目安 内容
最低ライン 約25,000〜35,000円 シューズ・ザック・レインウェアを低価格帯で揃える。まず始めたい方向け
安心ライン 約40,000〜60,000円 機能性が高めの3点セット+ヘッドライト・モバイルバッテリー。長く使いやすい
快適ライン 約70,000〜100,000円 登山ウェア・ストック(登山用のつえ)などを含めた本格セット。続けることが決まったら検討

最初は「最低ライン」か「安心ライン」で十分です。登山を続けながら、必要を感じたものを少しずつ買い足していく方が無駄になりません。

初心者向けの山の選び方|難易度別おすすめ

低山の山頂付近から見た景色と整備された登山道

初めて登山をする方には、まず「整備されていて迷いにくい山」から始めることをおすすめします。以下の山は、初心者でも安心して楽しめる定番スポットです。

入門レベル(ケーブルカーあり・道が整備されている山)

山名 標高 エリア 特徴
高尾山 599m 東京都 ケーブルカー・リフトあり。複数コースあり。年間300万人以上が訪れる人気の山
御岳山 929m 東京都 ケーブルカーで標高831mまで上がれる。山上に宿泊施設・神社あり
六甲山 931m 兵庫県 関西からアクセスしやすい。整備された登山道が多く、コース選択肢が豊富

初心者レベル(整備された登山道がある低山)

山名 標高 エリア 特徴
筑波山 877m 茨城県 日本百名山の中でも難易度が低い。ロープウェイ・ケーブルカーあり
大山(神奈川) 1,252m 神奈川県 ケーブルカーあり。山頂からの眺望が良く、秋の紅葉も人気
金剛山 1,125m 大阪府 関西最高峰の1つ。登山道が豊富で難易度の幅が広い

はじめての方には、高尾山(東京)か六甲山(関西)がとくにおすすめです。交通アクセスが良く、万が一のときもサポートを受けやすい環境が整っています。

登山の服装はどうする?

避けるべき服装

登山では、以下の服装は避けてください。怪我や体調不良の原因になります。

  • デニムパンツ:濡れると乾きにくく、重くなって動きにくい
  • 綿素材のTシャツ:汗を吸って乾かず、体が冷えやすい
  • スニーカー・サンダル:足首のサポートがなく、岩場でのねんざリスクがある
  • ジーンズ・スキニーパンツ:動きを制限して疲れやすい

初心者が最初に揃えるべき服装

アイテム 素材・選び方のポイント 費用の目安
登山パンツ(トレッキングパンツ) 速乾・ストレッチ素材。動きやすく乾きが早いもの 5,000〜15,000円
吸湿速乾インナー ポリエステル素材が基本。綿素材は避ける 2,000〜5,000円
フリースまたは薄手ダウン 山頂は気温が下がるため、1枚多めに持参 3,000〜10,000円
帽子 日差しと落石対策。つばの広いものかキャップ 1,000〜3,000円
手袋(春・秋・冬) 山頂の気温は地上より5〜10度低い。薄手でも持参を 500〜2,000円

登山当日の流れ(朝〜下山まで)

時間帯 内容
登山前日 天気予報を確認。荷物をパッキング。水・行動食を準備
当日・出発前 朝食をしっかり食べる。登山届を提出(紙またはYAMAPアプリ)
登山口〜山頂 ゆっくりしたペースで歩く。30〜40分ごとに5〜10分休憩。こまめに水分補給
山頂 景色を楽しみながら昼食・休憩。下山時間を考えて遅くとも14時前には出発
下山 登りより時間がかかることもある。膝への負担が大きいので慎重に
下山後 登山口で人数確認。近くの温泉・日帰り入浴で疲れを取る

初心者がやりがちな失敗は「ペースが速すぎること」です。体力に余裕があっても、山では意識してゆっくり歩くのが長く楽しむコツです。

登山に向いている人・向いていない人

向いている人

  • 自然の中でゆっくり過ごしたい人
  • 達成感が好きな人(山頂に着いたときの満足感は格別です)
  • 体を動かしたいが、激しい運動は苦手な人
  • 季節の変化を感じながら楽しみたい人
  • 1人でも、グループでも楽しみたい人
  • 登山に慣れてきたら、キャンプにも挑戦してみたい人(キャンプテントの選び方はこちら

向いていない人

  • 高所恐怖症がある方(ルートによっては高い場所を歩く箇所があります)
  • 膝や足腰に慢性的な痛みがある方(無理なく楽しめる整備されたコースを選ぶことは可能ですが、医師への相談をおすすめします)
  • 急に予定が変わることが苦手な方(天候次第で計画変更が必要になることがあります)

よくある質問

Q. 登山届は必要ですか?
A. 義務ではない山がほとんどですが、提出することを強くおすすめします。万が一のときに救助隊が動きやすくなります。スマホアプリ「YAMAP」から簡単に提出できます。

Q. 1人で登っても大丈夫ですか?
A. 高尾山など整備された入門レベルの山であれば1人でも楽しめます。はじめての方は人が多い週末の午前中に行くと、周りに人がいて安心感があります。

Q. 雨の日は登山できますか?
A. 初心者のうちは雨天時の登山は避けることをおすすめします。道が滑りやすくなり、転倒リスクが上がります。天気予報をこまめに確認し、怪しい場合は延期を検討しましょう。

Q. 水はどのくらい持っていけばいいですか?
A. 目安は「コースタイム(一般的な登山者が歩く標準的な所要時間)× 500ml」程度です。夏場や汗をかきやすい方はさらに多めに。山の途中に売店がない場合も多いので、必ず出発前に補充しておきましょう。

Q. 登山アプリはどれがおすすめですか?
A. 初心者には「YAMAP(ヤマップ)」がおすすめです。地図のダウンロード・ログ記録・登山届の提出が1つのアプリでできます。無料で使える機能が充実しています。

まとめ|まず近くの低山に1回行ってみよう

  • 最初は道具なしで体験するか、整備された低山(高尾山など)から始めるのが失敗しないコツ
  • 最初に揃える道具はトレッキングシューズ・ザック・レインウェアの3点
  • 初期費用の目安は安心ラインで4〜6万円程度
  • デニムや綿Tシャツは避け、速乾素材の服装を心がける
  • 当日はゆっくりしたペースで歩き、14時前には下山開始するのが安全

登山の一番のハードルは「最初の一歩」です。まず近くの整備された山に1回行ってみることで、「思っていたより楽しかった」「もう少し本格的にやってみたい」という気持ちが生まれます。

まずは「高尾山」や「六甲山」を検索して、アクセス方法を調べるところから始めてみましょう。

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